皆さん勉強出来ない人が専門学校に行くイメージがあるのではないでしょうか?
実際には専門学校は大学に比べ、学力試験を導入している学校は少ないので
間口が広いというのは事実でしょう。
だからといって自分の可能性がそこで途絶えてしまうのか?
という不安がついて回っているかと思います。
- 勉強は苦手だから専門学校一択しかないと思っている
- 勉強ができないけど大学に興味はある。だけど諦めるしかないと考えている。
- そもそもどっちにいけばいいかわからない。

このような方は最後まで読んで頂くと、学校に対する選び方が変わってくるかと思います!
Ⅰ.勉強ができない人の行く先は専門学校だけじゃない! (学校の特徴を押さえることがカギ)

近年の動向として「学力だけでは測れないもの」で評価する試験もあります。
具体的には総合選抜型や推薦入試などですね。
専門学校にもこの入試形式がありますが、大学でも学力試験以外で入れる学校が増えてきています。
①大学でも学力以外の方法で入学できる
しかも国公立大学でも選抜型入試が増えてきたっていうのはご存知でしょうか。
まず下のデータをご覧ください。
国公立全体 179大学 625学部(178大学 616学部)
総合選抜型入試:国公立全体 105大学〔58.7%〕 349学部〔55.8%〕(104大学〔58.4%〕 343学部〔55.7%〕)
これは文部科学省が発表した、令和6年度の国公立大学の総合選抜型入試の実施数の割合ですが、
過半数の大学が総合選抜型入試を実施されることがわかります。
ただ注意が必要なのは、国公立大学の1次試験に共通テストを導入している学校が多いですが、
学力以外の面を評価して合否を決めようという流れはあるようです。
②専門学校でも学力を問われるものもある
専門学校も分野によっては学力試験あります。
医療系・看護系の学校などよく聞かれますよね。
将来的には看護師や作業療法士、理学療法士など
国家資格を取るため入学前にある程度学力を測る目論見があるようです。
また語学系になると、一部の学校では
英語の試験を課すところもあるようです。
こんな感じで学校の方針によって試されるものが
大きく変わってくるのです。
③大卒と専門学校卒の就職率は実はそんなに大差はない。
次にもう一つ下のデータをご覧ください。
<令和5年度卒の就職率 (令和5年4月1日現在)>
大学卒・・・97.8%
専門学校卒・・・95.7%
(引用元:令和5年3月大学等卒業者の就職状況 厚生労働省 001070504.pdf (mhlw.go.jp)より)
今度は厚生労働省が発表した、今年3月卒業した学生の就職率を表したものです。
劇的に差があるわけではないので、どっちが有利or不利という
問題ではないのがお分かりいただけると思います。
ここまでいろんなデータを見て、
- 学力だけで判断されるわけではない
- 逆に学力を求められる意図がある
- 就職に関して大きな差がない
ということがくみ取れたのではないかと思います。

ここで勉強が苦手な人に勘違いして欲しくないことがあります。
Ⅱ.専門学校は学力試験はほぼないけど、勉強はやるかやらないかの問題 (専門学校=就職最短ルート)

勉強はできない人の中には、勉強を「したくない」という人がいるかと思います。
ただ、勉強は一生ついてくるものです。
大学は高度な内容の勉学・研究をするところですが、
専門学校はその職業に必要なスキル・知識を身に着けるところです。
こちらは観光系の専門学校のざっくりした時間割です。
| 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | |
| 1時間目 | TOEIC | IT実習 | 第二言語 | キャリアデザイン | 実習 |
| 2時間目 | 適性検査対策 | 面接対策 | 実習 | 面接対策 | 実習 |
| 3時間目 | ビジネス英語 | 実習 | 実習 | TOEIC | キャリアデザイン |
| 4時間目 | 実習 | 実習 | Access | 実習 | 第二言語 |
| 5時間目 | 実習 | Access | 実習 | HR | |
場合によっては先ほども触れましたが、在学中に国家資格を取らないといけない分野もあります。
- 調理・製菓系⇒調理師など
- 美容系⇒美容師・理容師
- スポーツ・健康系⇒柔道整復師など
また座学だけではなく、課外の実習や実際の職場での実習も組み込まれています。
実際に入学した人の声を聞くと、これが意外と大変という意見が多数見られます。
さらには関連職業のアルバイトで単位を得たりする制度もあるようです。
学校の授業や実習をこなしながら、アルバイトしつつ
いろんな「学び」を体得しなければなりません。
これも立派な勉強です。
学力が問われない分、入学してからの努力が求められるのです。
ただ、専門学校はやりたい職業や職種にいち早く就くためのカリキュラムが詰め込まれている
だけではなく、採用試験のスケジュール手配は対策もやってくれるので
自分は採用試験のことだけ集中できるというの大きなメリットになります。
やりたいことが明確で且つその職に早くなりたい人は専門学校は有効と言えます。

そして入学してからの努力は何も専門学校だけではありません。
Ⅲ.大学でも勉強以外のことが求められる (大学=自己設計)

大学は4年間に124単位取得できれば卒業できますが、
その単位取得は自分で設計しなければなりません。
こちらが文系の大学の大まかな時間割になります。
ー1年次ー
| 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | |
| 1時間目 | 一般教養 | 第二言語 | 必修科目 | 選択必修 | |
| 2時間目 | 必修科目 | 必修科目 | 必修科目 | 選択必修 | 第二言語 |
| 3時間目 | 必修科目 | 一般教養 | 選択必修 | 一般教養 | 一般教養 |
| 4時間目 | 選択必修 | 選択必修 | 一般教養 | 必修科目 | |
| 5時間目 | 一般教養 | 選択必修 | 一般教養 | ||
| 6時間目 |
ー3年次ー
| 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | |
| 1時間目 | |||||
| 2時間目 | 一般教養 | 必修科目 | |||
| 3時間目 | 必修科目 | 必修科目 | 必修科目 | 選択科目 | |
| 4時間目 | 選択必修 | 一般教養 | 一般教養 | ||
| 5時間目 | 研究ゼミ | ||||
| 6時間目 |
1・2年次は基礎的な知識を習得し、3・4年次で論文などで
答えのない自分の論理を展開しなければなりません。
このため空いた時間で図書館などで調べ物をしたり
3年次に時間割の空いた部分で就活に行ったりアルバイトしたりと
計画的に動く必要があります。
ちなみ大学にもキャリアサポートセンターと呼ばれる
就職課のようなところがあります。
ただこちらは求人の紹介だけで基本ほぼノータッチ。
応募手配から面接の日取りなど全部自分で行います。
このように時間管理力が必要なのは言うまでもありません。
やりたいことが明確ではないけど、時間かけて自分のペースで
組み立てていきたいという人には大学が向いています。
Ⅳ.まとめ
大学でも勉強以外の事で戦う方法はある。
⇒選抜型入試が増加。国公立大学でも選抜型入試を取り入れている。
専門学校でも学力試験を取り入れている分野がある。
⇒分野によって国家資格を取るところも。
大卒と専門学校卒の就職率は実はそんなに大差はない。
⇒どっちが有利・不利とか関係はあまりない。
(専門学校=就職最短ルート)
学力だけが勉強ではない。
⇒実習やアルバイト、様々な場面から現場に必要なもの獲得するのも勉強。
専門学校はその道のプロがいる。
⇒やりことが決まっている人はオススメ。
(大学=自己設計)
時間割も空き時間も自由が利く。
⇒その分、勉強の進捗も就活のスケジュールも自己管理が肝。
⇒時間をかけながら自分で組み立てていきたい人はオススメ

勉強ができないからと悲観するのではなく、
戦い方や特徴をとらえて学校を選ぶのが最適解ですよ!



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